毎年8月、新潟県上越市で開催される「謙信公祭」は、戦国時代の武将、上杉謙信公を顕彰(けんしょう)する歴史と伝統あるお祭りで、出陣行列や春日山城址での川中島合戦の再現など迫力あるイベントが繰り広げられます。
謙信公祭の概要
謙信公祭は大正15年(1926年)に当時の新潟県高田市・直江津市・春日村(いずれも現・上越市)の各青年団によって春日山神社で開催されました。
戦前・戦中・戦後と激動の時代を迎える中でも一度も中断されることなく開催され、今年2024年で99回目、来年2025年は100周年の節目を迎えます。
迫力の川中島合戦再現!
謙信公祭最大の見どころは、川中島合戦の再現です。
上杉謙信公の居城、春日山城址を舞台に繰り広げられる上杉・武田両軍による川中島合戦の再現は、まさに戦国絵巻!
戦国時代にタイムスリップしたかのような光景が目の前に広がります。
上杉謙信と上越市
上越市は上杉謙信公ゆかりの地として、その歴史と文化を大切に守り続けており、謙信公祭はもちろんのこと、市内のいたる場所で上杉謙信に関連する史跡や文化財にふれることができます。
上越市民にとって上杉謙信公は単なる歴史上の人物ではなく、地域の誇りでもあるのです。
おわりに
今回、たまたま帰省と謙信公祭が重なったので久々に謙信公祭に出掛けましたが、目の前で行われる壮大な歴史絵巻に目が釘付けになりました。
上越市は上杉謙信公の居城、春日山城址があるほか、市内の随所で上杉謙信公にふれることができます。
さらに上越市のすぐ隣、糸魚川市でも上杉謙信公が武田信玄に塩を送ったとされる「塩の道」が残るなど、今も上杉謙信公の足跡が色濃く残っています。
我が故郷が誇る武将、上杉謙信公。
武将としての顔だけでなく、仏教や儒学、さらに茶道や和歌、能楽など多彩な趣味を持つなど、とても豊かな人間性を持ち合わせていたことでも知られています。
ぜひ、上越で上杉謙信公の在りし日の姿にふれてみませんか?
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