スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真、そのままデバイスに眠らせていませんか?デジタル写真が当たり前になった今だからこそ、写真をプリントすることで得られる感動や楽しみがあります。
この記事では、写真プリントの魅力から具体的な楽しみ方まで、初心者から上級者まで役立つ情報を詳しくご紹介します。

この記事を書いた人
nobu
映像会社勤務のカメラマン・Webライター・ブロガー
1. 写真プリントが見直されている理由

近年、若い世代を中心に写真プリントが再び注目を集めています。SNSで写真を共有することが日常になった一方で「手に取って楽しむ写真」の価値が改めて認識されているのです。
90年代、一世を風靡した「チェキ」に代表されるインスタントカメラの人気復活や、おしゃれなフォトブックの増加など、生まれたときからデジタルに慣れ親しんでいるデジタルネイティブ世代ほど「カタチに残る写真」を楽しむ傾向があるようです。
1-1. デジタルだけでは得られない楽しさ
スマートフォンの中には何千枚もの写真が保存されていても、実際に見返す機会は少ないものです。スクロールして流し見するだけでは、一枚一枚の写真に込められた思い出を十分に味わうことはできません。
一方、プリントしてカタチになった「紙写真」は、手に取るたびに記憶が鮮明によみがえります。紙の質感、写真のサイズ感、そして物理的に存在することで、デジタルデータとは異なる感情的なつながりが生まれるのです。
1-2. データ消失のリスクから大切な思い出を守る
デジタルデータは便利ですが、デバイスの故障やクラウドサービスの障害によって失われるリスクがあります。実際、スマートフォンが壊れて写真データをすべて失った経験がある方も少なくないでしょう。
プリントした写真は、デジタルデータのバックアップとしても機能します。大切な思い出を物理的な形で残すことで、何十年後も確実に見返すことができる安心感があります。
2. 写真プリントで得られる4つの魅力

写真をプリントすることには、デジタルデータにはない多くのメリットがあります。ここでは、特に大きな4つの魅力をご紹介します。
2-1. インテリアとしての楽しみ
お気に入りの写真をプリントして額に入れて部屋に飾ることができるのもプリントの大きな魅力。市販のポスターやアート作品とは違い、自分自身が撮影した写真には特別な愛着が生まれます。
リビングに風景写真を飾ったり、玄関に家族の笑顔を飾ったり、写真は部屋の雰囲気を大きく変える力を持っています。季節や気分に合わせて飾る写真を変えることで、インテリアの模様替えも簡単に楽しめます。
2-2. 大切な人へのギフトとして
写真プリントは、心のこもった贈り物としても最適です。デジタルデータを送るのとは違い、プリントした写真には「わざわざ用意した」という気持ちが伝わります。素敵な額に入れてプレゼントすれば、よろこばれるに違いありません。
祖父母への孫の成長記録、友人との旅行写真をまとめたアルバム、パートナーへの記念日の写真集など、プリントした写真は相手の心に残る特別なプレゼントになります。受け取った側も、すぐに飾ったり大切に保管したりできる点が魅力です。
2-3. みんなで写真を見る楽しさ
デバイスに保存された写真データは、意識的に開かない限り見返す機会がありません。一方、プリントしてアルバムにまとめた写真は、家族や友人が集まったときに自然と手に取って楽しむことができます。
アルバムをめくりながら会話が弾む時間は、新しい思い出づくりにもつながります。特に子どもの成長記録などは、プリントして残すことで家族全員で振り返る機会も増えるでしょう。
2-4. 写真の選別力が向上する
プリントするには、たくさんの写真の中から「本当に残したい一枚」を選ぶ必要があります。この選別プロセスを通じて、自分にとって、どれが本当に大切な写真なのかを見極めることができるようになります。
また、プリントすることを前提に撮影すると、構図や光の捉え方にも、より意識が向くようになります。「この写真は部屋に飾りたい」「アルバムに残したい」という目的があると、撮影技術も自然と向上していくのです。
3. 初心者でも簡単!写真プリントの始め方

写真プリントに興味があっても「難しそう」「手間がかかりそう」と感じている方も多いかもしれません。しかし、現在は初心者でも簡単に始められる方法がたくさんあります。
3-1. プリント方法の種類と特徴
写真プリントには、大きく分けて3つの方法があります。それぞれにメリットがあるので、目的に応じて選びましょう。
自宅プリンター
自宅にプリンターがあれば、思い立った時にすぐプリントできます。最近の家庭用プリンターは高画質で、写真用紙を使えば美しい仕上がりになります。コストは1枚あたり30〜50円程度で、頻繁にプリントする方におすすめです。
コンビニプリント
全国のコンビニに設置されたマルチコピー機で、スマホから直接プリントすることができます。コンビニの専用アプリをダウンロードしておけば、プリントしたい写真を選んで送信し、あとはお店に出かけてプリントするだけなので、とても便利です。
以下、各大手コンビニのマルチコピー機対応アプリです。
| コンビニ名 | アプリ名 | 機能概要 | iOS ダウンロード | Android ダウンロード |
| セブン-イレブン | セブン-イレブン マルチコピー | スマートフォン内の写真や文書をWi-Fi通信でマルチコピー機に送信し、プリント・スキャンデータの保存が可能。 | App Store | Google Play |
| セブン-イレブン | かんたんnetprint | 事前にファイルをネットワークに登録し、予約番号を使ってマルチコピー機でプリント 。会員登録不要。 | App Store | Google Play |
| ファミリーマート・ローソン・ポプラなど | PrintSmash (プリントスマッシュ ) | スマートフォン内の写真やPDFファイルをWi-Fi通信でマルチコピー機に送信し、プリント・スキャンデータの保存が可能。 | App Store | Google Play |
| ファミリーマート・ローソン・ポプラなど | ネットワークプリント | 事前にファイルをネットワークに登録し、予約番号を使ってマルチコピー機でプリント 。 | App Store | Google Play |
※ファミリーマート、ローソン、ポプラなどのシャープ製マルチコピー機設置店舗で共通して利用できるアプリです 。
オンラインプリントサービス
専門のプリントサービスに注文すると、プロ品質の仕上がりが期待できます。大判プリントやフォトブック作成など、オプションも豊富です。まとめて注文すれば1枚10〜20円程度と、コストパフォーマンスにも優れています。
3-2. 印画紙の選び方
プリントの仕上がりを左右する重要な要素が印画紙です。印画紙の種類によって、写真の印象が大きく変わります。
・光沢紙
表面にツヤがあり、色が鮮やかに出ます。風景写真やポートレートなど、色彩を美しく見せたい写真に適しています。一般的に最もポピュラーなタイプです。
・半光沢紙
光沢紙と比べて反射が少なく、落ち着いた仕上がりになります。指紋が目立ちにくく、アルバム保存に向いています。どんな写真にも合わせやすい万能タイプです。
・マット紙
表面に光沢がなく、しっとりとした質感が特徴です。アート作品のような雰囲気を出したい時や、モノクロ写真に適しています。高級感のある仕上がりを求める方におすすめです。
3-3. サイズの選び方と用途
写真のサイズ選びは、用途によって変わります。目的に合ったサイズを選ぶことで、写真の魅力が引き立ちます。
以下に写真印画紙とJIS規格用紙の種類と寸法、主な用途をまとめました。

4. プリント写真を活用した楽しみ方7選

プリントした写真は、さまざまな方法で活用できます。ここでは、初心者から上級者まで楽しめる7つの活用法をご紹介します。
4-1. フォトフレームで部屋を彩る
お気に入りの写真をフォトフレームに入れて飾ることで、部屋が一気に華やかになります。複数のフレームを組み合わせてギャラリーのようにレイアウトすれば、おしゃれなカフェのような雰囲気も楽しめます。
統一感を出すには、フレームの色やデザインを揃えるのがポイント。白や黒のシンプルなフレームは、どんなインテリアにもマッチします。季節ごとに写真を入れ替えれば、手軽に模様替えができます。
4-2. オリジナルアルバムを作る
市販のアルバムに写真を整理するだけでなく、コメントやデコレーションを加えることで、世界に一つだけのオリジナルアルバムが完成します。旅行の思い出、子どもの成長記録、ペットとの日々など、テーマを決めて作るのがおすすめです。
マスキングテープやシール、色ペンを使って自由にデコレーションすれば、後から見返したとき、当時の思い出が鮮明によみがえります。
4-3. フォトブックを作る
オンラインサービスを利用すれば、簡単にプロ級のフォトブックが作れます。テンプレートが用意されているので、デザインの知識がなくても美しいレイアウトが可能です。
結婚式や旅行、一年の思い出をまとめたフォトブックは、特別な記念品になります。製本されているので保存性が高く、何度でも手に取って楽しめます。両親や友人へのプレゼントとしてもよろこばれるでしょう。
4-4. 写真入りポストカード作成する
お気に入りの写真をポストカードサイズにプリントすれば、手軽に配れるギフトになります。旅行先で撮った風景写真や、イベントで撮った集合写真などを、参加者全員に配るのも素敵です。
裏面にメッセージを書き添えて、遠方の友人や家族に送るのもおすすめです。メールやSNSとは違ったあたたかみが伝わり、受け取った側のよろこびも大きいでしょう。
4-5. 写真入りカレンダーで楽しむ
12ヶ月分のお気に入り写真を使って、オリジナルカレンダーを作成するサービスもあります。自分で撮影した写真が毎月変わるカレンダーは、毎日見るのが楽しみになります。
オンラインサービスでは、卓上タイプや壁掛けタイプなど、さまざまなカレンダーが作れます。たとえば家族の写真で作ったカレンダーを遠方で暮らす祖父母にプレゼントすれば、毎日孫の笑顔を眺めながらよろこんでもらえることでしょう。
4-6. フォトパネルを飾る
写真を直接パネルに貼り付けたフォトパネルは、額に入れた写真とは違った存在感があります。フレームがない分、写真そのものの魅力が際立ち、よりスタイリッシュな印象になります。
大きめのサイズで作成すれば、存在感のあるアート作品になります。風景写真やモノクロ写真を大きなサイズでプリントすると、迫力のある仕上がりになります。
4-7. ミニアルバムで持ち歩く
小さなミニアルバムに厳選した写真を入れて、バッグに入れて持ち歩くのも楽しみ方の一つです。家族や恋人、ペットの写真を入れておけば、いつでも見返すことができます。
友人との食事や休憩時間に、さりげなく写真を見せながら会話が弾むこともあるでしょう。スマホを取り出すよりも、実物の写真を見せる方が相手にも伝わりやすく、話題も広がります。
5. プリント写真を美しく保つための保管方法

せっかくプリントした写真も、適切に保管しないと色あせや劣化が進んでしまいます。長く美しく保つための保管方法を知っておきましょう。
5-1. 直射日光と湿気を避ける
写真の劣化を早める最大の原因が、直射日光と湿気です。日光に含まれる紫外線は写真の色素を分解し、色あせの原因になります。飾る場所は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。
湿気が多い場所では、カビが発生したり写真同士がくっついたりする可能性があります。アルバムに保管する際は、除湿剤を一緒に入れておくと安心です。湿度が高い梅雨時期や夏場は、特に注意が必要です。
5-2. 適切なアルバム選び
写真を長期保存するなら、アーカイバル品質(保存品質)のアルバムを選ぶことをおすすめします。酸性の素材を使ったアルバムは、写真を変色させる原因になります。
ポケットアルバムを選ぶ際は、PVC(ポリ塩化ビニル)フリーの製品を選びましょう。PVCは経年劣化すると酸性物質を発生させ、写真を傷める可能性があります。
5-3. デジタルバックアップとの併用
プリント写真は物理的な劣化リスクがある一方、デジタルデータにはデータ消失のリスクがあります。両方を併用することで、思い出を確実に未来へ残すことができます。
プリントした写真は適切に保管し、元のデジタルデータは複数の場所(外付けハードディスク、クラウドストレージなど)にバックアップしておきましょう。こうすることで、どちらか一方にトラブルがあっても安心です。
6. 写真プリントの費用を抑えるコツ

写真プリントを楽しみたいけれど、コストが気になるという方も多いでしょう。ここでは、品質を落とさずに費用を抑える方法をご紹介します。
6-1. まとめてプリントで単価を下げる
オンラインプリントサービスの多くは、注文枚数が増えるほど1枚あたりの単価が下がります。定期的に写真を整理して、ある程度枚数が溜まってからまとめて注文するのが賢い方法です。
また、家族や友人と共同で注文すれば、送料も分担できます。旅行仲間で撮った写真を一緒に注文して、それぞれが欲しい枚数を分けるのも良いでしょう。
6-2. キャンペーンやクーポンを活用
プリントサービス各社は、定期的にキャンペーンやクーポン配布を行っています。メルマガ登録やアプリのダウンロードで、初回限定の割引が受けられることも多いです。
特定の日(毎月1日、写真の日など)に割引を実施するサービスもあるので、事前にチェックしておくのがおすすめです。複数のサービスを比較して、もっともお得なタイミングで注文するのがポイントです。
6-3. 用途に応じてサービスを使い分け
すべての写真を最高品質でプリントする必要はありません。壁に飾る大切な写真は高品質なサービスを利用し、記録として残したいだけの写真は安価なサービスを利用するなど、使い分けることでコストを抑えられます。
自宅プリンターを持っている方は、試し印刷や気軽に配る写真は自宅で、記念に残す写真は専門サービスで、といった使い分けも効果的です。
7. 写真プリントで広がる趣味の世界
写真プリントを始めると、趣味としての写真の世界も広がります。ここでは、プリントをきっかけに楽しめる趣味をご紹介します。
7-1. フォトフレーム
写真を飾るフレームにこだわると、フレームそのものを集める楽しみが生まれます。アンティークショップで古いフレームを見つけたり、手作りでオリジナルフレームを作ったりと、創造性を発揮できます。
フレームと写真の組み合わせ次第で写真の印象はがらりと変わります。部屋全体のバランスを見ながら、どんな写真を飾るか考えるのも楽しいものです。
7-2. 写真展やコンテストへの挑戦
プリントした写真の中から特に自信作を選んで、写真展やコンテストに応募するのも素晴らしい経験になります。自分の作品をほかの人に見てもらい、評価を受けることで新たな視点や学びが得られます。
地域のギャラリーやカフェで開催される小規模な展示会から始めれば、初心者でも気軽に参加できます。展示会に向けて写真を選別したり、プリント品質にこだわったりする過程で、写真への理解も深まるでしょう。
8. プリント向けの写真撮影テクニック

神奈川県箱根にて
(撮影:筆者)
プリントすることを前提に撮影すると、写真のクオリティが大きく向上します。ここでは、プリント映えする写真を撮るためのポイントをご紹介します。
8-1. 高解像度で撮影する
プリントサイズが大きくなるほど、高い解像度が必要になります。スマートフォンで撮影する際は、設定で最高画質を選んでおきましょう。デジタルカメラの場合も、RAWファイルで撮影すると後から編集の幅が広がります。
特に壁に飾る大きなサイズでプリントする場合は、できるだけ高画素数で撮影することをおすすめします。画像が荒れてしまうと、プリントした時に残念な結果になってしまうからです。
8-2. カメラと印画紙の縦横比は違う
プリントすることを想定して、構図をより丁寧に考えながら撮ることはとても大切です。ここで大切なのが、写真の縦横比。多くのカメラの画面サイズは2:3です。これは、一般的なLサイズや、2Lサイズでプリントするには、ほぼ問題ありませんが、6切や4切など大きくなるほどに印画紙の比率が正方形に近くなるため、撮影した写真をそのまま4切サイズなどにプリントすると両サイドが大きくカットされてしまい、せっかくの写真が台無しになってしまう場合があります。
大きく伸ばす場合、撮影時からそれを念頭に置いておく必要があります。コツは画面いっぱいに撮らずに左右(または上下)に余裕を持たせて撮ることです。
ただし、これは写真印画紙の場合のこと。「A3」「A4」などのJIS規格サイズなら、それほど気にする必要はありません。
これは、印画紙はフィルム時代から続く写真専用の紙なのに対し「A4」「B4」などは、コピー用紙やノートなどで使われるJIS規格であるためです。
JIS規格の印刷用紙が写真プリントにも使われるようになり始めたのは、デジタルカメラ登場後のことであり、それ以前のフィルム時代にこのサイズでプリントすることは、ありませんでした。
8-3. 光の向きと色温度に注目
プリントすると、デジタル画面で見る以上に光の質が重要になります。順光、逆光、サイド光など、光の向きによって被写体の印象が大きく変わります。
また、色温度にも注目しましょう。朝夕の温かみのある光、日中の爽やかな光、曇天の柔らかい光など、時間帯や天候による光の違いを活かすことで、より印象的な写真になります。
色温度とは?
色温度とは光が持つさまざまな色を示すもので、K(ケルビン)という単位で表されます。分かりやすく説明すると、たとえば鉄に熱を加えていくと黒→赤→黄→青と色が変化していきますが、この色の変化を色温度といい、色温度が高いほど写真は青く写り、低いほど赤く写ります。画像編集ソフトでは画像の色かぶりを補正するために、色温度の設定を高くすると赤くなり、低くすると青くなります。
(出典:キヤノン公式ホームページ)
8-4. プリントを意識した色調整
デジタル画面で見る写真とプリントした写真では、色の見え方が異なります。画面は発光しているため鮮やかに見えますが、プリントは反射光なので少し落ち着いた印象になります。
Photoshopなどの画像編集ソフトでは、コントラストや彩度を上げすぎないよう注意しましょう。自然な色合いの方が、プリントしたときに美しく仕上がります。可能であれば、小さいサイズでテストプリントしてから、本番のプリントをするのがおすすめです。
9. 子ども・家族写真のプリント活用術

家族の思い出は、プリントして残すことでより価値が高まります。特に子どもの成長記録は、プリントしておくことで家族全員で楽しめる一生の宝物になります。
9-1. 成長記録アルバムの作り方
子どもの成長は驚くほど早く、気づけば膨大な写真が溜まっています。定期的に写真を選んでプリントし、アルバムに整理するのがポイントです。
年月ごとにページを作ることで、成長の過程が一目でわかります。身長や体重、その時期のエピソードを書き添えておくと、後から見返した時により楽しめます。
9-2. 祖父母へ孫の写真を送る
孫の写真をプリントして祖父母に送ると、とても喜ばれます。スマートフォンの操作が苦手な高齢者でも、プリント写真なら手軽に見ることができます。
定期的に新しい写真を送ることで、離れて暮らしていても孫の成長を実感してもらえるだけでなく、フォトフレームに入れて渡せば、すぐに飾ってもらえるでしょう。季節のイベントや誕生日など、節目のタイミングで送るのがおすすめですよ。
9-3. 家族の絆を深めるアルバム
みなさんも経験があるのではないでしょうか?幼少期からのアルバムを見返すことで、自身の成長だけでなく、それまで家族と過ごした、かけがえのない時間が甦ります。このように写真アルバムには自身や家族との歴史が刻まれており、それはスマホの小さい画面で1枚ずつ表示させて見るのとは、視覚的にも感情的にもまるで違うものです!
10. 旅行・風景写真をプリントする楽しみ

春の房総半島にて
(撮影:筆者)
旅行で撮影した写真も大きく伸ばすことで、スマホ画面では味わえない写真プリントならではの楽しみが広がります。
10-1. 旅の記憶をより鮮明に
旅行から帰って、お気に入りの写真をプリントして部屋に飾っておけば、日常生活の中でも旅先の景色や空気感を思い出すことができます。
10-2. 旅行アルバムの作成
とにかく楽しいのが、旅行したときのアルバム作り。写真だけでなく、チケットの半券やパンフレット、現地で入手したチラシなども一緒に貼り付けることで楽しさも倍増すること間違いありません!
10-3. 思い入れのある写真は大きくプリントしよう
特に気に入った風景写真は、大きくプリントしてみましょう。部屋に飾った大きな写真は抜群の存在感があります。自分で撮影した写真だからこその愛着と満足感も強まります。
おわりに
写真を作る楽しさが見直されているのもデジタル時代だからこそかもしれません。もちろん、デジタル写真には、デジタルならではの楽しさがあります。でも実際に手に取りながら眺める写真は、画面上で見るだけのデジタル画像にはない楽しさがあります。
あなたもお気に入りの写真をプリントして「カタチ」のある写真に残してみませんか?写真との結びつきが深まり、あなたの写真ライフをより豊かにしてくれるはずですよ。
